Srila Prabhupada 〜力を与えられたアーチャーリャ〜
2024.9.1
1896年9月1日 コルカタに生まれる
1922年 グルであるバクティ・シッダーンタと出会う
1933年 入門
1954年 離婚し、隠居生活を始める1959年 63歳でサンニャーシ(放棄階級)を受け入れる
1965年 69歳でアメリカへ渡る1977年11月14日 肉体を離れる
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『ウパデーシャムリタ』~指示(教え)の甘露~
全部で11の教えが書かれていて、全60ページしかないプラブパーダが一番最後に作った本がウパ デーシャムリタです。 その中でラーダクンダについて書かれているNo.11の日本語訳です
テキスト11
多くのお気に入りの楽しみとヴラジャブーミーのすべての愛すべき乙女の中で、シュリマティ ラーダーラーニは確かに最も大切にされているクリシュナの愛の対象です。そして、あらゆる点 で、彼女の神聖なクンダは、偉大な賢者たちによって、神にとって同様に大切なものであると描 写されています。間違いなく、ラーダークンダは偉大な帰依者によってさえ達成されることは非常 にまれです。したがって、一般の信者がそれを達成することはさらに困難です。これらの聖水に一 度入浴するだけで、クリシュナへの純粋な愛が完全に呼び覚まされます。
(解説) なぜラーダークンダはそれほど崇高なのでしょうか。この湖が崇高なのは、それがシュリー・ク リシュナの最も愛する対象であるシュリマティ・ラーダーラーニのものだからです。すべてのゴー ピーの中で、彼女は最も愛されています。 同様に、彼女の湖であるシュリー・ラーダークンダも、ラーダー自身と同じくらいクリシュナに とって大切な湖であると偉大な賢者たちによって説明されています。実際、クリシュナのラーダー クンダとシュリマティ・ラーダーラーニへの愛は、あらゆる点で同じです。ラーダークンダは、ヴァ イディ・バクティの実践のみに従事している普通の信者は言うまでもなく、献身的な奉仕に完全に 従事している偉大な人物でさえ、めったに達成されません。 信者が一度ラーダークンダで沐浴すれば、ゴーピーに倣ってすぐにクリシュナへの純粋な愛を育む と言われています。シュリーラ・ルーパ・ゴースワミは、たとえラーダークンダのほとりに永住で きなくても、せめてできるだけ何度も湖で沐浴をするように勧めています。これは献身奉仕を遂 行する上で最も重要なことです。これに関連して、シュリーラ・バクティヴィノーダ・タークラは、 シュリーマティ・ラーダーラーニの女友達(サキー)や内密の侍女(マンジャリー)に倣って献身 奉仕を進めることに関心のある人にとって、シュリー・ラーダークンダは最も選ばれた場所であ ると書いています。霊的体(シッダ・デーハ)を得て神の超越的な王国、ゴーローカ・ヴリンダー ヴァンに帰還することを切望する生命体は、ラーダー・クンダに住み、シュリー・ラーダーの内密 の侍女に保護され、彼女らの指導のもとに絶えず彼女に奉仕すべきです。これは、シュリー・チャ イタンヤ・マハープラブの保護の下で献身奉仕に従事する人々にとって最も崇高な方法です。これ に関連して、シュリーラ・バクティシッダーンタ・サラスワティ・タークラは、ナーラダやサナカ のような偉大な聖者や信者でさえ、ラーダー・クンダに来て沐浴する機会はない、と書いています。 では、普通の信者はどうでしょうか。幸運にもラーダー・クンダに来て沐浴を一度でもする機会 があれば、牧女たちがしたのとまったく同じように、クリシュナへの超越的な愛を育むことがで きます。また、ラーダー・クンダのほとりに住み、主への愛情あふれる奉仕に没頭することも推 奨されています。そこで定期的に沐浴し、物質的な観念をすべて捨てて、シュリー ラーダと彼女 の補佐牧女たちに身を委ねるべきです。生涯を通じてこのように絶えず従事していれば、肉体を捨 てた後、ラーダー・クンダのほとりで生涯を過ごしたのと同じように、シュリー ラーダに仕える ために神のもとに戻るでしょう。結論としては、ラーダー・クンダのほとりに住み、毎日そこで沐 浴することが、献身的な奉仕の最高の完成であるということです。ナーラダのような偉大な賢者 や信者にとっても、それは達成するのが難しい地位です。したがって、シュリー・ラーダー・クン ダの栄光には限界がありません。ラーダー・クンダに奉仕することで、ゴーピーの永遠の指導の下 でシュリマティ・ラーダーラーニの助手になる機会を得ることができます。